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なぜコンピューターウイルスを制作するのか?
多くのコンピュータが全世界のあらゆる分野で広く個人を含めて利用しているのが当たり前となった現代において、多くの業務システムや電子機器を制御するメインシステムとして活用され、これまで以上に安全に効率良く作業を行うことを可能にし、個人ではそのコンピューター内に様々な機密情報(公開前の株式動向に関する情報、企業の極秘情報など)や個人情報(銀行口座やクレジットカード情報など)が作成され保存しファイルデータとしてネットワークやUSBデバイスを使って膨大の量のデータやファイルを簡単に共有することで、国境を越えて情報を適切に素早く伝達する手段として広く活用されるようになりました。
多くの企業や個人が利用しているパソコン内に保存されたファイルやデータ、その通信内容などは通常簡単に盗まれたり盗聴することは困難ですが、それらを使うユーザの誤操作あるいは故意による情報漏洩であれば、いとも簡単に盗み盗聴することが出来てしまいます。
それらを抑制するために通信の秘密や個人情報保護法など各国の法律で規制し処罰の対象として保護していますが、国が定める法律に組み込まれるほどの高価で価値ある情報がコンピュータ内には保存されネットワークを経由して行き来しているために、犯罪と理解しながら特定の団体や個人が私服を肥やす錬金術として、コンピュータ内にウイルスプログラムを混入させ誰にもわからないように極秘情報や個人情報を自動的に盗むために制作し拡散させているのです。
その他にも利益を得るためでなく人をただ困らせたいだけの愉快犯が、全てのデータを完全削除したりコンピュータ動かなくするなどするウイルスを制作し拡散している場合もあります。
Macはウイルスに感染しないのか?
よくMacはWindowsに比べてOSのシェアが圧倒的に低くウイルス作成者が利益を得にくいからMacのウイルス感染はない!とか、ウイルスを作成しづらいOSだ!などの話を見たり聞いたりしますが、iPhoneやiPadが発売されApple社のブランドと知名度が上がった現在は、一部のコアなユーザが使うMacから全世界の企業や個人まで利用者が増えてOSのシェアも拡大していることで、ターゲットをWindowsだけでなくMacも標的にされ始めており、Macユーザーを狙ったウイルスも日々改良を加えられながら沢山の種類のウイルスが増加傾向にあります。
iPhone/iPad/Andoroidなどはウイルスに感染しないのか?
ガラケーと呼ばれる携帯電話では、それぞれのガラケー専用に開発されたOSで汎用性が乏しく自由度が低い設計だったために、ウイルス制作者のターゲットになっていませんでしたが、スマートフォンは新機種が開発されてもiOS/Andoroidなど統一されたOSを搭載しパソコンと同様に自由にカスタマイズして使える汎用性が備わったことで、ウイルスの制作が容易になっただけでなく、電話やメール、アドレス帳だけでなく、様々な極秘/個人情報を含むファイルやデータをパソコンと共有するなどパソコンと同レベルそれ以上の価値ある情報が保存されているデバイスとして、新たなウイルスが日々開発され拡散されています。